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慢性関節リウマチの初期症状とチェック法

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慢性関節リウマチの人はあなたの周りにはいらっしゃいませんか。
男性よりも女性が多いですが、見回してみると結構いらっしゃるものです。
この慢性関節リウマチは、関節や関節の周りの骨や腱、筋肉などに痛みが発生して大変日常生活に支障をきたしてしまう病気です。
罹患者の少ない病気のようでも、70万人から100万人はいるといわれています。
原因は、自分の体の免疫の異常によって、主に手や足の関節が腫れたり痛んだり、ひどくなると指の関節だけでなく膝や足の関節などに変形をおこし、時間が経つとともに動かす事も困難になってきます。
痛みも発生し、日常生活に支障をあたえ、行動も制限されます。
臓器的な部分の目や肺などの全身にも広がる事もあります。
慢性関節リウマチの初期症状は、熱っぽい感じや体がだるい、食欲不振などの症状が続いたり、起床時に手足のこわばりが発生します。
このこわばりが初期症状でよく言われる事の一つです。
その後、小さな関節部分の腫脹が出現し始め、やがて、手首や肘、肩や膝、股関節や足首といった全身の関節に痛みや腫脹、可動性の低下が認められてきます。
注意が必要なのはリウマチ熱とは慢性関節リウマチは異なります。
リウマチ熱は、溶連菌感染症により発生する病気ですので、自己免疫疾患の慢性関節リウマチと一緒ではありません。

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では、初期症状チェック事項はどんなことでしょう。
まずは、朝のこわばりです。
朝起床時に動作がしづらく、左右対称に指や関節にこわばりがあるなどの初期症状が出やすいです。
関節に腫れが認められることもあります。
関節以外にも、リンパ腺の腫れや、寒冷時に指先が白く変色するレイノー現象、微熱、疲労感なども初期症状として出現する事があります。
このような事は自分でもチェックしやすいことです。
家族的な遺伝性も考えておく必要があるのでチエックしましょう。
合併症として、貧血や息切れ、口内炎や視力低下なども伴うので、他の病気の事も考えてチエックしながら検査を受けましょう。
初期症状だけでは病院での診断はできないので、受診時は問診の他に、レントゲン検査にてのチェック、血液検査にて赤沈やCRPという体内の炎症の状態をみる検査もチェックされます。
免疫学的な面も検査を行い、リウマチ因子や抗核抗体検査でSLEや慢性関節リウマチとの判別や、免疫複合体検査や補体検査のチェックにて鑑別診断がされることもあります。
その他にも尿検査等を行い、診断基準に照らし合わせてチェックして合致していれば慢性関節リウマチと診断されます。
初期症状だけでは診断の確定はできません。
他の疾患かもしれませんので、自分で慢性関節リウマチのような状況がチェックできた際は、早期に専門病院にて受診する事をお勧めします。

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