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関節リウマチの痛みは移動します

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関節リウマチは、患者数の多い疾患であり、関節の痛みと腫れ、体のこわばりがおもな症状として挙げられます。
病気が進行するにつれて、関節が破壊されていく病気です。
関節リウマチの痛みの出方は、症状の進行具合によって移動するという特徴があります。
罹患した初期は、手足全体が痛みこわばるのですが、その痛みは移動して、やがて両手や両足、両ひざというように体の中の関節に左右対称に痛みが出るようになります。
 関節リウマチに罹患すると、痛みが移動していくだけではなく関節が腫れてきます。
そして、徐々に関節の変形が起こるようになります。
レントゲンを撮ってあきらかな関節の変形が見られる場合には、早く関節リウマチの診断がつきます。
しかし、痛みが移動するなどほかの関節リウマチの症状がなく、関節の痛みだけが続くような場合には、診断がつきにくいという面を持つ疾患でもあります。
医療機関では、7項目存在する関節リウマチの診断基準に沿って診断が進められるようになります。

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 現在、関節リウマチの治療法はめざましく進歩しており、関節破壊を防止する効果の高い薬も研究開発されています。
関節リウマチの患者さんは、治療において炎症のある関節をあまり動かさず、安静に保つということが重要なポイントとなります。
必要最低限の関節の移動を心がけるようにしましょう。
中には、動かさないと関節が固まると考えて、屈伸運動などを行う方もいらっしゃるのですがこれは逆効果となります。
 日常生活の中で着替えをしたり、洗顔をするといった動作だけでも、関節は十分に移動し動いていますので、関節が拘縮することはありません。
つまり、日常行なう運動で関節を動かせば十分ということです。
特に、関節に痛みのある患者さんは、関節が固まって動きが悪くならないように体を動かす傾向があるのですが、かえって症状を悪化させる可能性があるということを認識しておきましょう。
関節痛があるということは、その部位に炎症が起こってるということです。
痛い部位が左右対称に移動した場合には、炎症が進行しているということですので、まず優先されるべきことは安静にするということです。

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