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関節リウマチで仕事を続けることが困難になった場合の生活保障

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関節リウマチは、関節痛と関節の腫れ、体のこわばりがおもな症状となる病気です。
病気が進むにつれて、関節が破壊されていく病気であり、一度破壊された関節がもとに戻ることはありません。
痛みの出方には個人差があるのですが、中には関節リウマチを発症して、今までのように仕事を続けることが困難になる患者さんも少なくありません。
 関節リウマチに罹患すると、一般的には、初期症状として手足全体が痛みこわばります。
やがて、両手、両足、両ひざなど体の多数の関節で左右対称に痛みが現われるようになり、関節が腫れます。
そして病気が進行すると、関節が変形するようになります。
 関節リウマチの中で、血管の炎症を伴い、内臓にも病変が認められた場合に「悪性関節リウマチ」という診断がくだされるようになります。
関節の変形がひどい場合でも、血管炎や内臓の病変が認められない場合には、悪性関節リウマチには該当しません。
そして、悪性関節リウマチの場合には、国の難病対策事業の特定疾患に認定されていますので、かかる医療費の全額もしくは一部が公費負担となりますので、仕事を続けることができなくなっても、経済的負担を回避して治療を続けることができます。

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 年金といえば、年をとってからもらえる老齢年金を想像される方が多いのですが、実は年金には、障害年金や遺族年金という年金も存在しています。
そして、さらに障害年金は、障害基礎年金・障害厚生年金・障害厚生年金という3種類に分類されます。
その中で障害厚生年金は、民間の企業に勤める会社員が加入する「厚生年金保険」から支給されるものです。
 関節リウマチが悪化して仕事を続けることが困難になった場合、前述しましたように、悪性と診断がつけば国から医療費の公的補助を受けることができますし、悪性ではない関節リウマチで仕事が続けられなくなった場合でも、会社員として仕事をしてきて保険料を一定期間支払っている方であれば、障害年金を受け取ることができます。
 関節痛や関節の腫れ、変形などの症状があると、それまでに比べて仕事が思うようにできなくなります。
その一方で、仕事を続けることができない=収入が減少するということで頭を悩ませるようになります。
病気が進行して仕事をまったく続けることができなくなった場合には、経済的に逼迫するという心配があります。
悪性の場合には、医療費の公費負担がありますので、患者さん自身は治療を続けることができますし、障害年金を受給することができれば、家族の経済的負担を軽減させることもできます。

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