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悪性関節リウマチは、難病指定の疾患です

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膠原病はおおむね国の難病指定されているのですが、膠原病の中でも悪性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎、結節性多発動脈炎、高安動脈炎、混合性結合組織病、ベーチェット病、ウェゲナー肉芽腫症が難病指定の疾患となっており、かかる医療費が公的負担の対象となっています。
つまり、普通の関節リウマチは、難病指定の疾患ではないということです。
 関節リウマチは、膠原病の患者さんの中でも患者数が多い疾患であり、関節に炎症が起こって激痛を伴い、関節が破壊されていく病気です。
関節リウマチの中でも、血管炎を伴って内臓にも病変が認められた場合には、病名が悪性関節リウマチとなり難病指定となります。
内臓の病変については、眼病変、咽頭病変、肺病変、心病変、神経病変などが挙げられ、関節リウマチの悪化に伴って貧血がひどくなりますし、痛みや炎症症状はないのですが、関節の近くのリンパ節が腫れる「リンパ節腫脹」が見られます。

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 悪性関節リウマチの治療には、ステロイド薬が必須となります。
服用するのみならず、大量のステロイド薬を3日間、静脈に点滴する「ステロイドパルス療法」という治療が必要となるケースもあります。
その後の治療に関しては、免疫抑制薬や抗血栓薬が処方されるようになります。
 医学が飛躍的に進歩した現在においても、いまだに膠原病のように原因が解明されていない病気が存在しています。
いわゆる難病と呼ばれている病気です。
難病は基本的に根治しませんので慢性病となり、患者さんの精神的・経済的な負担は非常に大きなものとなります。
そこで国では、難病対策事業が施されており、難病指定された疾患に関してはかかる医療費の全額もしくは一部が公費負担となる制度が設けられています。
 現在、難病指定され公費負担となっている疾患は45個存在しています。
しかし、難病指定された疾患に罹患しただけでは公費負担とはなりません。
公費負担に関する申請を行なって、特定疾患者に認定されることが前提となっています。

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