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リウマチの薬レミケードの副作用について

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リウマチは関節や筋肉に炎症が起こり、痛みや腫れの症状が出る病気です。
放っておくと関節が変形してしまうので、できるだけ早く治療を始めることが大切です。
リウマチの原因ははっきり分かっていませんが、免疫が関係するのではないかと言われています。
何らかの原因で免疫に異常が起こり、自分の体を異物とみなして攻撃してしまうのです。
リウマチの治療目標は、関節をいかに守るかということです。
痛み止めを用いれば症状は楽になりますが、リウマチの関節破壊を止めることはできません。
関節を保護するためには、抗リウマチ薬を使用する必要があります。
この抗リウマチ薬は、免疫を正常に戻して炎症を抑える作用のある薬で、結果的に関節の変形を防ぐことにつながります。
痛み止めと違い、効果が出るまでに時間がかかります。
個人差はありますが、1〜4か月ほどかかる場合があるので、主治医の説明をよく聞いて治療を継続しましょう。
薬が効いてるか、副作用が出てないかなど医師がチェックし、薬を切り替えることもあります。

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レミケードは遺伝子工学に基づいてつくられた薬であり、免疫を正常化してリウマチに優れた効果を発揮します。
注射薬なので、病院で点滴して治療することになります。
副作用が出ていないかチェックしながら、レミケードを2時間以上かけて点滴していきます。
初回の点滴から2週間あけて2回目を行い、さらに4週間あけて3回目を行うのがレミケードの一般的なスケジュールです。
4回目以降は患者さんの症状に合わせて医師が量や間隔を決定します。
レミケードは免疫に働きかける薬なので、副作用として感染症になりやすいという特徴があります。
特に肺炎や結核などに注意が必要で、レミケードを投与してる期間中は、副作用を早く見つけるため定期的な血液検査や胸のX線検査を行います。
レミケードは強力に免疫を抑えるため、副作用である感染症を完全に避けることは難しいです。
多かれ少なかれ体調不良が起こるケースがほとんどです。
大切なのは、副作用を起こさないことではなく、副作用に早く気づくことです。
レミケードの治療中は規則正しい生活を心がけ、人ごみは避けるようにしましょう。
熱や咳・だるさなどがあったらすぐに主治医に連絡し、指示を仰いで下さい。

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