膠原病の疑いがある症状と、問診票の項目によるチェック方法
もしかしたらご自分が膠原病かもしれないと疑いを持った場合には、病院で記入する問診票の項目をチェックするというという方法をおすすめします。
膠原病で受診する診療科は、膠原病科もしくはリウマチ科となります。
受診した場合、治療は問診票から始まるのですが、問診票に記載された項目の症状に該当するかどうかと、該当する項目がある場合には、その症状が始まった時期についても記入するようになります。
病院で記入する問診票の項目を自宅でチェックするという方法で、疑いをより確実にさせることが可能となります。
膠原病の疑いがある場合のチェック内容については、関節痛、口内炎・口内のただれ、顔面紅斑・ほおの赤い皮疹・手の紅斑、日光過敏症、唾液が出ない、目がゴロゴロする、冷たい空気にあたると手足の指先が真っ白になる、指の皮膚が硬くなった、筋肉が痛む・筋力が落ちた、血栓症になったことがある、家族や親族に膠原病やリウマチの人がいる、頭髪に脱毛があった、手足にしびれを感じたことがあるというような項目のチェック方法となります。
そして、チェックがついた症状が続く場合には、膠原病の疑いがありますので専門外来で受診されることをおすすめします。
この問診票の項目によるチェック方法は、自宅で簡単に行うことができる簡易的な診断方法となります。
膠原病は、ほかの病気と似た症状が起こることが多い疾患となりますので、診断がつきにくいという特徴があります。
原因不明の発熱や関節痛のような症状が続く場合には、膠原病の疑いを持ち、専門の診療科を受診されることをおすすめします。
しかし、医師によってすら見逃されることもある自己免疫疾患となりますので、診察を受ける際には医師が「日本リウマチ学会専門医」を取得しているかどうかをチェックするという方法をおすすめします。
もっとも見落とされがちな症状が、精神症状となります。
軽重の差はあっても、多くの膠原病の患者さんに不安感や抑うつ状態などの症状が見られます。
このような場合、ほとんどの患者さんは心の病気を疑い心療内科などを受診するのですが、処方された薬を飲んでもこの方法では良くなることはありません。
精神科医が少しでも自己免疫疾患の可能性を疑い、専門医にかかるようにアドバイスしてくれると、患者さんの予後は大きく違ってきます。
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