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リウマチ因子が高い原因について

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リウマチ因子(RF)とは、リウマトイド因子とも呼ばれるものであり、関節リウマチやほかの膠原病患者さんに見られる特有の自己抗体となります。
関節リウマチの患者さんの8割で、このリウマチ因子の数値が高くなります。
しかし、残りの2割の患者さんは、リウマチ因子の数値が陰性となるため、この数値の高い、低いという結果だけでは、関節リウマチやほかの膠原病である可能性を否定することはできません。
 リウマチ因子が高いということは、すなわち陽性であるということを示すのですが、前述しましたようにリウマチ因子が高い=関節リウマチやそれ以外の膠原病に罹患しているということではありません。
膠原病以外の病気でもリウマチ因子が高い数値を示すことがあるからです。
また、健康な人でも高い数値を示すことが稀にあるため、リウマチ因子検査のみで、関節リウマチなどの病名が判断されることはありません。
しかし、診断の大きな手がかりとはなります。

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 リウマチ因子は、自己抗体のひとつであり、自己免疫疾患の患者さんが持つタンパク質の一種です。
このリウマトイド因子が高い原因については、現在のところはっきりとした原因は解明されていませんが、加齢が原因のひとつにあるといわれています。
高齢になればなるほど、数値が高くなる傾向があるからです。
また、この数値が高いほど、関節リウマチの症状が重症化しやすく、関節が破壊されて変形しやすくなります。
 膠原病は、単独の病気ではなく、関節リウマチや強皮症など、いくつかの病気からなる病気グループの総称となります。
そして、膠原病ははっきりとした原因が解明されていない、いわゆる難病と呼ばれる病気となります。
原因は解明されていませんが、自己免疫疾患であるということ、関節痛を伴うということ、血管を含む結合組織に異常が起こるということは解明されています。
 血液中のリウマチ因子は、多くの関節炎の時に見られ、基準値は40倍未満です。
原因不明の難病である膠原病の診断の手がかりとなる、重要な数値となります。
血液検査の結果は、原因が不明の自己免疫疾患の今後の治療方針を立てる上でも、非常に重要な手がかりとなります。

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