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膠原病の診断の際に行なわれる血液検査の費用について

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 膠原病の診断の際には血液検査が行われるのですが、膠原病の血液検査の検査項目は多く特殊なものとなりますので、血液検査にはわりと費用がかかるというのが現状です。
血液検査には健康保険が適用されますので、かかった費用の3割が自己負担額となるのですが、膠原病の血液検査にかかる費用の自己負担額は、通常7,500円〜15,000円程度となっています。
 比較的症状が軽症の方の場合には、1回の検査では診断がつかない場合も少なくありません。
その場合には、血液検査を何回か繰り返して受けることになりますので、かかる費用も回数分増額していきます。
仮に、3回の血液検査を受けたとすると、トータルで2万円〜4万円程度の費用がかかるようになるということです。
 膠原病は、そのほとんどが国の難病に指定されている病気であり、難病は根治療法が確立していませんので、病気の経過が長く、患者さんの精神的・経済的な負担が大きいという特徴があります。
そこで国では、難病対策事業が行なわれています。
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 そもそも膠原病とは、特定の臓器にではなく結合組織に異常が起こる病気であり、膠原病は単独の病気ではありません。
関節リウマチをはじめとして、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎など、いくつかの病気からなるそれらの病気グループの総称が「膠原病」となります。
そして、膠原病の中には、国の難病指定事業の対象となる特定疾患が存在しています。
 国の特定疾患の申請をし認定されると、かかった医療費の全額もしくは一部が公費でまかなわれるようになりますので、自己負担となる費用を軽減させることができます。
ただし、それは認定を受けたことが前提となります。
ゆえに、申請日よりも前にかかった医療費に関しては、公費負担の対象とはなりませんので、かかった費用の3割が自己負担となります。
 国の難病指定事業とは、いまだに原因が解明されず、根治療法が確立されていない難病を対象として、公費負担という形をとることで原因の究明や治療法の進展を試みる事業のことです。
現在、公費負担となる特定疾患は45個存在しており、そのうち膠原病が9個を占めています。

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