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関節リウマチの体がだるいという症状について

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膠原病は、いくつかの病気からなる病気グループの総称であり、単独の病気ではありません。
そして、膠原病の病気グループの中でもっとも患者数が多い病気が、関節リウマチとなります。
関節リウマチのおもな症状は、関節痛と関節の腫れ、こわばりなどが挙げられ、病気が進むにつれて関節が破壊されて変形していきます。
 関節リウマチのみならず、膠原病全般に通じる全身症状として、全身の倦怠感、体がだるいという症状が挙げられます。
膠原病を発症すると、非常に体がだるい、疲れやすいと訴える患者さんが少なくありません。
このだるさの現象を「易疲労性(いひろうせい)」といいます。
膠原病のだるい症状は、睡眠を十分にとっても抜けない感じのだるい症状となります。
 膠原病を発症すると、体がだるい、疲れやすい、熱っぽいと感じることがあり、実際に発熱することもあります。
さらに、食欲不振や体重の減少、貧血などの全身症状が現われることも少なくありません。
体がだるい、いつまでも熱が下がらないということで、膠原病が疑われるケースも少なくありません。

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 体がだるい状態が続き、何かしらの対処を施しても一向に倦怠感が改善されず、手足全体が痛んだり、こわばりの症状がある場合には、関節リウマチが疑われます。
関節リウマチを発症した場合、初期は手足が痛みこわばりがあります。
やがて両手、両足、両ひざなど、体の多数の関節で左右対称に痛みが出るという特徴が関節リウマチにはあります。
病気が進行すると、関節が破壊されて変形するようになります。
 関節リウマチは、左右対称の同じ部位に痛みを生じたり、レントゲン診断であきらかな関節の変形が見られるなど、この病気特有の症状が見られる場合には、早くに診断がつき適切な治療を施すことができます。
しかし、そうした特有の症状がなく、関節の痛みだけが続くような場合には、ほかの膠原病との診断がつけにくいという一面があります。
 そもそも膠原病は、現在のところ根治療法が確立されていない、いわゆる難病と呼ばれる疾患となりますので、治療の目的は病気の軽快と悪化防止ということになります。
早期の適切な薬物療法によって、きわめて軽度の状態で推移する患者さんも少なくありません。
けっして難病=不治の病であると、必要以上に悲観することはありません。

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