MENU

悪性関節リウマチの治療費・医療費は、公的補助の対象となります

スポンサーリンク

医学が飛躍的に進歩した現在でも、未だに原因が解明されず、根治不可能な病気が複数存在しています。
いわゆる「難病」と呼ばれる病気のことです。
そして、患者さんの精神的・経済的な負担軽減を目的として、国では難病対策事業が展開されています。
難病対策の対象となる病気を「特定疾患」に指定し、特定疾患の申請手続きを行うことによって、特定疾患患者に認定されると、治療にかかる医療費の一部、もしくは治療費の全額が公費で賄われる制度が存在しています。
 残念ながら関節リウマチは特定疾患には指定されていませんので、治療費などの医療費の補助の対象外となっているのですが、悪性関節リウマチという診断が下されれば特定疾患となり、申請が認定されれば治療にかかる医療費の補助を受けることができます。
悪性関節リウマチとは、血管炎と内臓の病変を伴う関節リウマチのことです。
現在、医療費が公費負担の対象となる特定疾患は45個存在しています。

スポンサーリンク

 前述しましたように、かかる治療費などの医療費の公的補助が受けられる疾患は45個あるのですが、診断基準が確立しているという共通条件があります。
さらに、重症度が高くて治りにくい病気であるという共通条件が医療費の補助を受けるための特定疾患には必須となっています。
 国の特定疾患制度は、国の研究事業のひとつとなりますので、検査データの提供と利用の承諾が、治療にかかる医療費の公的補助の前提となります。
同意される方のみが申請し、治療費の補助を受けることができる制度となっています。
根治不可能な疾患となりますので、かかる治療費の負担は長期にわたり、公的補助を受けない場合、患者さんの負担はかなりのものとなります。
 悪性関節リウマチの患者さんには、診断が下された時点で病院側から、悪性関節リウマチは特定疾患に該当する旨と、申請して認定されると治療費の一部もしくは全額が公費から補助される旨の説明がなされます。
しかし、稀に特定疾患の治療費の公的補助に関して触れない医療機関も存在しています。
ゆえに、悪性関節リウマチと診断された場合には、患者さん自身がご自分の病気についての知識を得ておくということが重要となります。

スポンサーリンク