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関節リウマチの症状である手首の腫れなどについて

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関節リウマチとは、関節に炎症が起こり、激しい痛みの症状を伴って関節が破壊されていく病気です。
多くの場合、関節リウマチの患者さんは、病気が悪化する状態と落ち着いた状態を繰り返しながら進行していきます。
関節リウマチの診断基準については、手首など体の3カ所以上の腫れが少なくとも6週間以上続いているという項目が基準のひとつとなります。
また、左右の同部位の関節が腫れているという項目も存在しています。
 関節リウマチは、手首など左右同部位の関節に炎症が起こったり、レントゲン診断であきらかな関節の変形が見られる場合には、早期に診断がつくのですが、そういった症状がなく、片方の手首の関節だけ痛みが続くような場合も少なくありません。
つまり、診断がつきにくい疾患ということです。
病院では、関節リウマチの7項目ある診断基準を勘案しながら診断が進められています。
7項目中の4項目に該当すると、関節リウマチと診断がくだされます。

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 関節リウマチの診断基準については、1時間以上の朝のこわばりが6週間以上続いている、3カ所以上の関節の腫れが6週間以上続いている、手指関節の腫れが6週間以上続いている、左右同部位の関節が腫れている、レントゲンで関節リウマチ特有の骨の破壊が見られる、リウマトイド結節が見られる、特有のリウマトイド因子という抗体が見られるという7項目の症状となります。
 前述しましたように、この病気の診断基準は、関節に症状が現われるという特徴があるのですが、実は関節以外の症状も多数存在しています。
痛みや炎症の症状はなく、関節の近くのリンパ節が腫れるリンパ節腫脹や、おもに手首や肘、膝に円形の硬いしこりができたり、手首の腫れによる手のしびれや、神経炎のしびれなどの症状も現われます。
 関節リウマチによって破壊された手首などの関節は、元に戻ることはありません。
ゆえに、早期に診断し、適切な治療を開始することが重要となります。
現在では、手首など2カ所以上の関節に腫れが見られる、3カ所以上の関節に押したり動かしたりすると痛みを感じるなどの新しい診断基準が検討されています。

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