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リウマチ熱の初期症状

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リウマチ熱は、初期時にのどの痛みや扁桃腺の辺りの違和感の風邪様の症状が発症して、治療が不十分であったり免疫力が低下していた場合などに、症状の治癒後2〜3週間後に突然高熱を発症させます。
治療が不十分な事も原因になる事があります。
状況として初期に高熱にあわせて関節痛が伴う時にはリウマチ熱が考えられます。
原因菌はA群溶血性連鎖球菌(溶連菌)です。
5歳から15歳の子どもたちに発症する事が多く、男女差はありません。
ただし大人でも発症しないわけではありませんので大人でも注意は必要です。
昨今の日本においては見られなくなった病気ですが、発展途上国では今でも発症しています。
この病気の怖い所は、リウマチ熱の約半数の人に心炎が発症し、適切な治療がなされなければ心臓の弁に障害を残してしまいます。
多くの原因は、溶連菌を攻撃するための免疫システムが、自分自身の関節部分や心臓を誤って攻撃をするために発症してしまう病気と考えられています。
溶連菌に感染した子供たちすべてがリウマチ熱を発症するわけではありません。
現在の日本においては、風邪様症状の初期時に医療機関への受診がなされているために、抗生物質等の投与を早期に行い、初期時に治癒してしまう事が多いです。

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リウマチ熱の初期症状としては、39度前後の高熱が急に発症し、あわせて初期時に強い関節痛が膝、足、肘、手首などの主要関節に発症します。
関節痛は罹患者の約70%に起こると言われています。
痛みの部位によっては1日で症状は消失してしまいますが、次々に別の関節が痛み始めるので、関節痛の移動が確認されます。
これを移動性関節炎と呼ばれています。
初期には心炎は無症状ですが、しだいに心臓の弁が障害されていきやすく、むくみや倦怠感、頻脈などの状況が発症してきた場合は心不全を疑わなければいけません。
心炎を発症する割合は約50〜60%です。
皮膚症状としては輪状紅斑や皮下にしこりがみられる事もあります。
痛みやかゆみはありません。
リウマチ熱の発熱後約5%に手や足が勝手に動き出す不随意運動が見られ舞踏病と呼ばれています。
この舞踏病は緊張時に激しくなり、寝ている時には普通消失します。
情緒も通常とは異なり不安定になりやすく、行儀や言葉の使い方が乱暴になるなどの異常行動がみられることもあります。
溶連菌感染2〜3週間後に高熱が発症した場合は、リウマチ熱の危険性を考え、早期受診し医師に溶連菌感染症の事を告げ見落とされないようにする必要があります。

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