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リウマチ薬メトトレキサートとは

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リウマチのクスリは様々ありますが、主役とも言えるクスリ「アンカードラッグ」とも言われているメトトレキサートに付いて説明します。
リウマチは免疫異常が関わっている膠原病の一種で関節に強い炎症、腫れ痛みを伴うということはすでにご存知かと思います。
そして関節の骨や軟骨を破壊し変形するものです。
そこで免疫異常による炎症を強く抑え沈めるクスリとして使用されるのがメトトレキサートになります。
実際に臨床効果が非常にすぐれておりはっきりとした効果が、1、2か月程度で現れます。それだけではなく重度の患者さんでも半数以上に効果が見られています。さらにそのうちの2割の方は、ほぼ完治(実際は完全に治らないのですが)に近い、症状が停滞した状態の寛解になった方もいらっしゃいます。

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以前は、抗リウマチ薬を使用しても効果が現れない重症患者の方に使用されていましたが、最近では関節の破壊を防ぐことから、早期の使用を行われるようになりました。効果としましては免疫、炎症に関わる、免疫グロブリン、炎症のサイトカインとインターロイキン等の生成を抑え、滑膜組織、軟骨の組織に関わるコラゲナーゼの生成の抑制にも力を発揮します。
また異常な血管の新生や滑膜の造成を抑制する作用も持っています。
抗リウマチ薬の中でも特に効果の高い免疫抑制剤になります。痛みを抑える作用はありませんが、有効性は非常にきたいできるもにもなっています。
世界的に標準になっている薬でもあり、アンカードラッグと呼ばれ非常に重宝されています。
メトトレキサートといのは、もとは抗がん剤治療で使用されていた薬剤であり、関節リウマチの他にも膠原病や白血球やリンパ腫の治療に用いられることもあります。また抗がん剤ということで、ほかの正常な細胞に影響を及ぼす事があり悪影響を起こす側面も持っています。
そのため、利用する場合は用法、容量を必ず守り、副作用を起こさないよう注意をしなければいけません。

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