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関節リウマチの手首の痛みなどの症状と、症状の緩和方法

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関節リウマチは、膠原病の中でもっとも患者数の多い病気であり、初期の症状は手足全体や手首の痛み、こわばりなどとなります。
関節リウマチが進むと、やがて手首の痛みから両手、両足、両ひざなど、体の多数の関節で左右対称の痛みが出るというのが、この病気の特徴的な症状となります。
 また、手首の痛みなどが出るだけではなく関節が腫れてきますし、病気がさらに進行すると関節が破壊されて変形してきます。
この病気は、病気が悪化する憎悪の状態と、落ち着いた緩解・緩和の状態を繰り返しながら進行していくというのも特徴となります。
 関節リウマチの症状の特徴は、前述しましたようにおもに関節に現われるのですが、実は関節以外の症状も多数存在しています。
そして、血管炎と内臓の病変の症状を伴うものは、悪性関節リウマチと呼ばれ、関節リウマチとは区別されます。
関節の変形の症状が非常にひどい状態であっても、血管炎と内臓の病変を伴わない場合には、悪性関節リウマチという病名はつきません。
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 関節リウマチの痛みを緩和させる方法として、病院では薬物療法が施されます。
関節に炎症が起こっていますので、まずステロイド薬以外の抗炎症薬が使用されます。
抗炎症薬は、初期の手首の痛みなどの緩和には非常に有効です。
抗炎症薬には、手首の痛みを緩和させる効果はあるのですが、異常な免疫を抑える働きはありません。
つまり、関節の破壊を止めることはできないということです。
 関節の破壊を止めるためには、免疫異常を抑える効果のある抗リウマチ薬が使用されます。
また、関節以外の血管炎や内臓の病変を伴う悪性関節リウマチには、ステロイド薬を使用する以外に症状を緩和・改善させる方法はありません。
ステロイド薬には、関節の破壊を抑える効果も期待することができますし、初期の手首の痛みなどの緩和にも高い効果を発揮します。
 患者の中には、副作用を気にするあまり、ステロイド薬の服用に強い抵抗感を持つ人も少なくありません。
しかし、医師の指示に従って正しい使い方をしていれば、ステロイド薬は決して怖い薬ではありません。
手首の痛みなど、初期の段階で適切な投薬を行なえば、症状の悪化を効果的に防止することができ、薬を減量することもできます。
この病気は根治療法が確立していませんので、治療の目的は症状の緩和・軽快と悪化の防止となります。

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