男性が関節リウマチを発症する原因とは
関節リウマチとは関節の滑膜に炎症が起こることで関節に痛みや腫れが現れたり、手指がこわばったりするなどの症状が現れる病気で、症状が悪化すると関節が壊れて変形してしまうこともあります。
関節リウマチは女性が発症することが多い病気ですが、患者の約20％は男性ですし、近年では男性患者数も増加傾向にあります。
特に30〜60代の働き盛りの男性が発症するケースが多いです。
女性が関節リウマチを発症する場合は出産が主な原因になりますが、男性が発症する場合は喫煙や感染症が主な原因になります。
喫煙をすると関節リウマチの発症リスクが2〜14倍に増加しますし、関節リウマチの治療効果も20〜60％減弱します。
また、喫煙をすると肺がんや心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な病気を発症する原因にもなります。
そのため、健康状態を保つためには禁煙をすることが大切です。
また、自分が禁煙をしても副流煙が原因で様々な病気を発症する可能性もあるので、できるだけ副流煙を避けることも大切です。
現在の関節リウマチの治療は薬物療法が基本です。
以前は手術やリハビリなどを行わないと完治できないケースが多くありましたが、近年では治療薬の開発が進んだことにより薬物療法だけでも完治できるケースが増えています。
ただし、症状が悪化して関節が変形している場合などは手術が必要になります。
また、薬物療法のみで治療を行う場合は完治するまでに数か月から半年くらいの期間が必要になることが多いです。
感染症が原因で発症した場合は関節リウマチだけでなく感染症の治療も行う必要があります。
そのため、治療薬に抗生物質が処方されるのが一般的です。
男性が関節リウマチを発症する場合はストレスが原因となる可能性もあります。
男性患者は30〜60代の働き盛りの男性が多いですが、これは仕事によるストレスの影響が大きいためとされています。
ストレスが原因で発症した場合は美味しい物を食べたり、趣味を持ったりしてたくさん笑うようにするとストレスを解消できるので関節リウマチの予防や改善につながります。
また、睡眠不足が原因で発症する可能性もあるので、なるべく1日8時間以上睡眠をとることが大切です。
