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関節リウマチの症状である体重減少について

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関節リウマチの初期の関節以外の症状として、倦怠感や食欲不振、微熱などの症状が見られます。
そのために、発症後には体重が減少する患者さんも少なくありません。
また、関節リウマチが進行すると、貧血や体重減少といった全身症状が見られます。
関節リウマチは、膠原病の中で患者数がもっとも多い疾患です。
そもそも膠原病とは、単独の病気ではなく、いくつかの病気からなる病気グループの総称であり、関節リウマチはその中のひとつとなります。
 関節リウマチのみならず、膠原病に共通する全身症状として、体重減少のほかに発熱や易疲労性(いひろうせい)と呼ばれる、非常に疲れやすいといった症状が現われます。
膠原病が悪化する時にも、食欲が低下し体重が減少することがあります。
多くの場合、微熱を伴います。
熱や食欲不振が続き、体重が減少し続けるといった症状が出た場合には注意が必要です。
 膠原病以外の甲状腺の病気でも、食欲不振や体重減少の症状がみられます。
また、膠原病の患者さんが、甲状腺の病気であるバセドウ病や橋本病を合併することも多く、体重減少の原因が合併症を引き起こしている可能性もあります。
バセドウ病や橋本病は、膠原病と同様に自己免疫疾患となります。

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 膠原病のひとつである関節リウマチは、初期には手足全体が痛み、こわばります。
病気が進むと、両手、両足、両ひざなどの多数の関節で、左右対称に痛みが出るという特徴があります。
痛みだけではなく関節の腫れを伴い、病気が進行すると関節が破壊されて変形していきます。
一度破壊された関節は、二度ともとに戻ることはありません。
多くの場合、病気が悪化する増悪の状態と、病気が落ち着いた緩解の状態を繰り返しながら進行していきます。
 関節が変形する膠原病は、関節リウマチのみとなります。
全身性エリテマトーデスや皮膚筋炎の症状である関節炎の場合には、関節の変形が起こることは基本的にはありません。
関節リウマチの高度の変形が骨性強直となります。
また、血管炎と内臓の病変を伴う場合には、悪性関節リウマチという診断がくだされます。
関節の変形がひどい状態であっても、血管炎と内臓の病変を伴わない場合には、悪性という診断はくだされません。

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